俺得修学旅行は市民病院

これは私が小学校6年生の頃のことです。6月に控えた初めての俺得修学旅行を楽しみにしていた矢先、私はプール掃除で足を滑らせ、右足を複雑骨折。初めての骨折だったこともあり、すぐに治るだろうと思っていたものの、結果としては入院3ヶ月、全治7ヶ月にも亘る大怪我となってしまい、これまでの人生の中でも大きな事態となってしまいました。

俺得修学旅行の2週間前にしてしまった骨折ということもあり、当然ながら俺得修学旅行に行くことは出来ず、指を咥えながら病棟での辛い不自由な生活を強いられました。

生まれて初めての俺得修学旅行が骨折という形で台無しとなり、悔しい気持ちと情けない気持ちが交ざり、やり場のない怒りと悲しみをどこにぶつけるかとばかり考えていた病院での辛い日々。病院からの外出も認められなかったことから、せめて気分だけでも俺得修学旅行気分になりたかったので、私は病院の至る所を車いすで動きまわりました。

入院していなければ見ることのできない貴重な箇所を多く巡れて、一時の充実感にも浸れましたがその充実感も束の間。入院していた病棟の婦長から注意を受け、自分の居た病棟とその周辺以外での行動が制限されることになりました。危害を加えたわけでも無く、ただ巡っていただけなのにこの仕打ち。精神的なダメージも極めて大きかったことから、婦長の注意はまるで全ての自由を奪われたかのようにも感じ、今まで感じたことのないような絶望感も味わいました。その頃、同級生たちが俺得修学旅行で賑やかに楽しく過ごしていることを思うと自分は情けないとも感じてしまいました。そしてその時、改めて健康は尊く大事なものとしみじみ感じました。

テンションが上がってしまうと思わぬアクシデントに見舞われると思うので余計な行動をしないようにしましょう。